行政書士寺村事務所のブログ

滋賀県彦根市の行政書士寺村事務所です。自動車関連のお仕事や、相続関連のお仕事をやっております。どんなことでもかまいませんので、どうぞ、お気軽にご相談ください。

東京、池袋における、高齢者が犯した、暴走事故による、死傷事故。潔く、収監されるのはいいとして、自分の過失を認めたのかどうか、っていうのは、甚だ疑いが残る。

東京、池袋で発生した、とても悲しい交通事故。

 

裁判で、元被告は、一切、自分の過失を認めず結審し、判決では、禁固5年という判決が決定した。

 

裁判では、あくまでトヨタ側の機械の故障を理由に、自分の過失をまったく認めなかったことに、被害者遺族、家族にとっては、とてもつらい思いをすることになってしまった。

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今日、検察の出頭命令により、今日、収監されるとのことだが、この収監というのは、本人としても、意外だったのではなかったのではないだろうか。

 

90歳という年齢から、収監はされないだろう、っていう憶測が働いての、裁判での無罪主張ではなかったと思うが、実際に、収監されるとのことなので、まあ、収監した担当する刑務官も、90歳の、まともに歩けない人間に対して、もはや、収監されることのつらさよりかは、刑務官の介護の仕事が増えただけのことではないのか、って思ってしまうけどね。

 

今回の収監の際に、元被告は、はじめて、自分の過失を認めて、被害者遺族、家族に謝罪文をはじめて、発信して、謝罪したようだけれど。

 

今になって、収監されることになって、自分の過失を認めて、謝罪をするのであれば、なぜ、もっと早い段階で、謝罪することができなかったのか。

 

もし、仮に、自分の過失がないと感じていても、自分で客観的な観点から、自分に過失があり、被害者遺族、家族に、「たいへん、申し訳ございませんでした。」って、裁判で言えなかったのか、ってことは今でも思うけどね。

 

もはや、裁判は終わっちゃったので、公の場所で謝罪することもできず、今回の収監前の謝罪は、収監はされるけれど、その5年の期間を少しでも、減らせるための弁護人からの悪知恵の結果、もう、自分の主張は通したから、あとは、刑を少しでも早く保釈するための手段だとしか感じられない。

 

あるいは、元被告は、もちろん頭のいい人なので、機械の故障っていうのは、何度も経験している人だから、その経験と、自分の考え、記憶からの、裁判での無罪主張だったのかもしれないけれどね。

 

ただ、そうだとすれば、判決の際に、なぜ、自分の過失を認められなかったのか、っていうのが、とても残念でならない。

 

今日、収監されるけど、収監されても、刑務所の生活ができないということで、元被告は、2泊3日くらいの感じで、収監されたのかもしれない、って、僕なら思ってしまうところがあるけど。

 

5年の禁固であれば、しっかりと、5年間、しっかりと、刑務所の生活を過ごして欲しい。決して、体調や、高齢という問題で、5年未満で、出所することのないように、って思うけどね。

 

話は元に戻るけど、この元被告。

 

もし、最初から、自分の過失を認めて、被害者遺族、家族に謝罪し、反省し、自分の罪は、被害者遺族、家族のことを考えて、その量刑を裁判所にお任せします、って言っていれば、もともと、禁固刑っていうのが果たしてあったのだろうか、ってことも思うんだけどね。

 

結局は、被害者遺族の、加害者責任感情のおかげで、禁固5年という結果になったのではないだろうか。

 

普通なら、執行猶予がつくような事故だったようにも思う。

 

別に、酒酔いでもなく、本人からすれば、それこそ、普通に毎日の生活の中で、たまたま、発生してしまった事故なんだから、最初から、自分の過失を認めていればよかったのに、って思うけど、それが、もめにもめて、結果的に、ロスロスの関係に至ったのだとは思うがどうだろう。

 

もう、二度と、このような悲しい事故が発生しないように、高齢者は、自分の衰えを感じたら、早く、免許返納をして欲しいし、自動車メーカーは、このような高齢者が運転して、過失を犯したとしても、事故を起こさないシステム作りに努めて欲しい。

 

今回の悲しい事故が、もう二度と発生しないように祈るばかりです。

 

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