久しぶりだな。津波注意報がでたのは。
昔は、各県、ひとつ、もしくは、ふたつの気象台での地震観測だったのが、今では、各市にいくつもの地震計が設置されて、その情報が、常に気象庁にデータ送信するものだから、以前なら、ニュースにもならなかった事象が、今や、そこそこの地震や、津波でも、テレビ局すべてを、それを報道するまでに至っているっていうところだろう。
もちろん、それは悪いことではないけれども、これが、あまりに不安をあおって、オオカミが来たぞ的なことにならないことを心から望むものである。
例えば、今日のような地震、および津波情報が、仮に10回あったとして、それが、なーんだ、結局、津波なんて来ないじゃないか、つまり、オオカミが来たってのがウソだとすれば、今後、本当にオオカミが来たときに、果たして、それに対応できるのだろうか、って思う。
東日本大震災で、あれほどの被害を被った日本であるから、津波が本当に来るのか、それとも、来ないのか。
それをどう判断するのかってのは、まあ、ニュースの緊張感とか、それを参考にするしかないのかな、って思う。
今日は、各局、オオカミが来たぞ、ってあおっていたけれど、そのわりに、テレビ画面を見る限りは、港での人の行動や、港近くの自動車の動きを見る限り、決して、本当にオオカミが来たとは思っていないようだ。
東日本大震災のとき、まさか、本当に、オオカミが千匹まとめて、襲ってきたなんて、誰も思わなかったから、逃げ遅れて命を落とすことになったわけで、このオオカミ少年報道ってのが、はたして、どれほど、重要な事態になっているのかどうか、ってのは、あくまでも個人の判断にまかされる、ってことなんだろうな。