行政書士寺村事務所のブログ

滋賀県彦根市の行政書士寺村事務所です。自動車関連のお仕事や、相続関連のお仕事をやっております。どんなことでもかまいませんので、どうぞ、お気軽にご相談ください。

国民の多くが、五輪中止を望む中で、政府、五輪関係者は、開催は当然とばかりに、着々と作業を進め、有観客かつ、人数制限まで決めちゃったね。

1カ月前くらいには、国民の7割が、オリンピックの中止や延期を求めていたものが、ここになって、賛成、反対が、ほぼ半々という意見となっていると言う。

 

もう、ここまで来たら、やるしかないし、今さらやめられないし、やるのであれば、もう仕方ない、勝手にやれ、って気持ちが働いたものと考えられるね。

 

オリンピックを開催するかしないかで、IOCJOC、スポンサー等においては、ばくだいな、お金の動きに変化が生じる。

 

また、政府、というか、菅内閣にとっては、やらなければ、その最大の責任者としてのレッテルを貼られ、五輪後解散にするのか、任期満了を待つのかはしらないけど、衆院選挙で惨敗する、ってことをどうしても避けたい、っていう気持ちが、総理だけでなく、自民党内で、当然のこととして、現在が動いているような気がする。

 

確かに、ワクチン接種も、かなり進んだし、新規感染者数も、ここにきて、かなり減ってきたことから、ここで、オリンピックが成功すれば、即、衆院解散をする、なんてことを想定しているのかもしれないね。

 

ただ、現在の状況を見て、改めて、今、やるべきなのかどうか、ってことについては、僕の意見としては、やはり、やるべきではないと思う。

 

オリンピックを開催する前に、やらなきゃいけないことがあまりにも多過ぎやしないか、ってことからだ。

 

感染者が減ったからとか、ワクチン接種が増えたからとか、そんなことだけで、今、この状況において、毎日、明日の生活をどうしようか、って心底、心配、疑念、恐怖を考えている、特に飲食店や旅行関係者のことをどう考えているのか。

 

また、もちろん、感染して、生きるか死ぬかの境目に生きている人も多いし、それを治療、看護、介護する、どれだけ多くの人が、毎日をいかに、必死になって生きているのか、ってことを考えれば、とてもじゃないけど、今、そんな中でオリンピックを開催する必要があるのか、っていう、あまりにも単純な話なのに、どうして、それが理解できないのか、ってことがわからない。

 

こんな状態で、オリンピックを開催したとして、仮に、日本人がメダルをとったとして、どれだけ多くの日本人が、それを賞賛できるのだろうか、って思うんだけど。

 

少なくとも、僕自身は、このオリンピックに反対で、ズルしてワクチン接種を受けた、オリンピック関係者が、そりゃあ、確かに、オリンピックに命をかけてきたんだ、っていう気持ちもわからないでもないけれど、どうしても、応援する気にはならない。

 

まあ、もうこの流れは止められそうもない。

 

そういう流れのまま、開催されるんだろう。

 

少なくとも、僕はテレビで観るつもりもないし、誰がメダルを取ろうが、そんなこと、はっきり言ってどうでもいいこと。

 

早く、全国民にワクチン接種を受けられるようにして、この悪魔のような時代を、1日も早く、普通の時代にして欲しい、という気持ちだ。