行政書士寺村事務所のブログ

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彦根出身の大橋悠依選手の2個目の金メダルにはおめでとう、って言いたいが、ちょっと日本人、金メダルラッシュの陰で、考えなくちゃいけないことが先にあるのではないかと思う。

彦根出身の大橋悠依選手の2個目の金メダルは、確かに彦根市民としてはうれしいことではあるけれど、これは、オリンピックを開催したことによって、成立したこと。

 

もし、オリンピックを中止していたら、こんなに、日本人を感激させることはできなかっただろう。

 

だから、今回、オリンピックを開催したことは、やはりよかった、っていうのが、多くの論調だよな。

 

ただ、忘れていないか?

 

このオリンピックで浮かれている間に、コロナウイルス感染者の数は、第4波をはるかに超えて、第5波のコロナウイルス感染者の数は、もはや、日本にとって、壊滅的な悲劇に、着実に近づいていることを意味しているが、それより先に、誰がオリンピックでメダルを取ったか、っていう話だけが先行していることに対して。

 

オリンピックを開催しなくとも、もしかして、感染者の数が増えなかったとは言えないし、どうせ、感染者の数が増えようとも、どうせ同じなら、オリンピックを開催して、日本人の心を高揚しようってのは、なんだかなあ。

 

なんか太平洋戦争の前に、日本人は優れた人種であり、他の国より優れていて、戦争になっても、必ず日本は勝ち、戦後の日本は、夢のような世界が待っている、と思わさせ、どんどんと日本人の若い人を、戦地に赴かせ、本来、死ななくてもいい命を失った事実があることと同じことを、今、オリンピックでやっているんじゃないかと思う。

 

実際に、このオリンピック開催により、日本でのコロナウイルスに対する悲壮感は、オリンピックの金メダルの祝砲により、消され、日本人が金メダルを取ることと同じような勢いで、コロナウイルス感染者の数が飛躍的に増えている。

 

ワクチン接種の数も増えているとは言え、それでも、せいぜい、日本人の4分の1程度だから、これが、全国民に接種が終わるのは、今年中は難しいだろう。実際、受けたくない、っていう人も多いしね。

 

オリンピックが閉幕し、パラリンピックが開催される頃には、もはや、コロナウイルス感染者の増加を制御することができず、死亡者が、毎日、何十人、下手すりゃ何百人もの数となり、その時に、今回のオリンピックを開催したことは、やはり、無理だったと考えても、時はすでに遅く、その払うべき代償は高いだろう。

 

せっかく、日本人がオリンピックを毎日観戦されて、金メダルを取ることに対して、感動することは悪いとは思わないけれども、そのために、その金メダルの取得した人数より、その10倍、100倍もの日本人が死亡しても、それでも、やる意味があったのか、ってことをもう一度、考え直す必要があるのではないかと思う。

 

せっかく盛り上がっている時に、水を差すようで悪いけれども、今の感動は、数週間、数ヶ月でなくなるが、コロナウイルス感染者の数は、ここ1年で、とてつもない状況に陥るだろう。

 

その時に、オリンピックを開催したことの是非を、もう一度考え直して欲しい。

 

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