行政書士寺村事務所のブログ

滋賀県彦根市の行政書士寺村事務所です。自動車関連のお仕事や、相続関連のお仕事をやっております。どんなことでもかまいませんので、どうぞ、お気軽にご相談ください。

新型コロナウイルス、第5波到来が確実。もはや、オリンピック中止も出来ず、天皇の気持ちや、国民の意思には聞き耳を立てず、このまま突っ走る国は、いったいどう責任をとるつもりなんだろう。

緊急事態宣言が解けて、国としては、この状況であればオリンピックを開催できると信じていたのだろうか。

 

しかし、その思惑とは逆で、東京における新感染者の数は、確実に第5波が来たことを、間違いなく示している。

 

あと、オリンピックまで1ヶ月だっけ?

 

この調子でいけば、オリンピック開催時には、多くの新規感染者と、オリンピックに出場する選手、スタッフの間で、コロナウイルス感染者が爆発的に増えることになれば、競技自体を中止しなければならない状況になることは、ほぼ、間違いない、って感じるのは、僕の取り越し苦労なのだろうか。

 

一昨日だったか、宮内庁長官が、天皇との多くの会話の中で、宮内庁長官の「拝察」という言葉で、天皇自身が、このオリンピックを開催するにはかなり疑問が残る、という意味の、長官としての勝手な発言であり、それは、天皇の意思ではない、っていうことで、政府関係者は、それに対して、「単なる長官のひとりごと」だと、天皇がそういう気持ちを持っているなんてことはない、とやっきになっているね。

 

もちろん、天皇がそのひとこと、ひとことに関しては、憲法上、すべて国事行為として、内閣の助言と承認が必要で、そのことは天皇自身も、宮内庁長官も、政府もわかっているので、そう答えるしかないのも、まあ、仕方ないといえば、仕方ないんだけどね。

 

ただ、宮内庁長官が、あえて、ここで発言したってことは、よっぽどのことであり、その気持ちを感じ取ることも必要だと思うけど、まあ、前述、天皇には国のやることに政治的な発言ができないので、まあ、そういうことになるということなんだろうけど。

 

これ、今後の1ヶ月で、例えば日本国内において、感染者の数が増加し、あるいは、選手、スタッフに感染者がいっぱい出て、そういう状況で開幕ってことになったときに、いったい誰がどういう責任を取るのか、ってのは、はっきりとしておかないと行けないとは思う。

 

確かに、ワクチン接種は、おおよそ日本国民の2割が接種が完了したとはいえ、これは、65歳以上の人と、医療関係者の人の数字であって、残り8割の、自分も含めて、多くの人が、まだまだ、接種までには至らないっていう現状がある。

 

うまくいけば、年内、あるいは年度内に、希望するすべての国民が、接種可能かどうか、っていうことなので、基本的に、日本におけるワクチン接種は、まったくといっていいほど、進んでいない、ってことが現状だ。

 

ただ、オリンピックは、そんな接種が完了する前に、開催され、終了する。

 

選手やスタッフが感染すれば、もはや、競技自体が成立しないし、そんな競技でメダルを取って、誰が、それを賞賛することができるのか、ってことを考えると、やはり、今回の大会は、やめておいたほうがよかったのではないか、とは思うけど。

 

まあ、わからないよ。もしかして、めちゃくちゃ盛り上がって、オリンピック最高!っていう人が多く現れることも予想されるし、あるいは、その逆になることもある。

 

もし逆になった時には、菅総理、どういう責任を取るのかな。

 

責任をとって、辞任します、って言えば簡単だけど、あんたの首なんて、オリンピックによる感染拡大の責任の大きさから言って、あんたの辞任、総選挙の大敗を、あんたの首でまかなうことができるのか、っていう話だよね。

 

まあ、1ヶ月、あるいは、パラリンピックも含めれば、数ヶ月。

 

この間において、開催を何が何でもとして開催するのは、僕らが選挙で投じた票により、国会議員になったものの最高責任者として、いまさら、僕がどうこう言っても、どうすることもできない。

 

ただし、もし、オリンピックを強行することにより、どれだけの負債を国民が被るのか、ってことに、たった一人の辞任や、あるいは、政権の敗北、っていうことで、人命のことを軽々しくした、その代償は大きい。

 

まだ、1ヶ月という時間はある。

 

今、この状況においてもやるのか、やらないのか、ってことを、ここ数日、熟慮いただいて、最も、いい方法を選択するのが国にとっての責任だとは思うけど。