行政書士寺村事務所のブログ

滋賀県彦根市の行政書士寺村事務所です。自動車関連のお仕事や、相続関連のお仕事をやっております。どんなことでもかまいませんので、どうぞ、お気軽にご相談ください。

新幹線運転士、走行中に離席 トイレに3分間 これをどう判断するか

JR東海の新幹線運転士、走行中に離席 トイレに3分間運転席を離れ、その間、車掌に、運転席に居てくれ、って頼んで、時速150キロで、運転免許のない車掌が、運転席にいた、っていう事実が判明しました。

 

生理現象は誰にでもあること、まあ、オシッコなら、なんとかなりそうだけど、それが、お腹を下して、ガマンできないとなれば、運転手も運転席にウンチ出すわけにもいかず、どうしようかと考えに考えてとった行動のようやね。

 

事情は、ものすごくわかるけれども、これはやっぱり、アウトと言わざるを得ないだろうね。

 

少し話は変わり、前に、琵琶湖線だったか、運転手が、自分の感じる速度と、機械の速度計との違和感を感じて、運転を中止したってことがあったよね。

 

この事象に関しては、多くの人から、これを賞賛するメッセージが届いたと記憶している。

 

少しでも違和感を感じて、それがもしかすると、大事故に至るよりかは、運転を中止して、やめたことに対して、賞賛とまでは言わないけれど、おおむね、これはいい判断だっていうことだったと思う。

 

今回、新幹線の運転手が、生理現象によって、高速走行をしながら、車掌を運転席につけながらとは言え、さすがに、運転席を離れたまま、150キロで走行したことは、これは言い逃れができないことが実際に起こってしまったと言わざるを得ないだろう。

 

本来であれば、指揮命令系統に連絡をとり、運転を休止したのち、トイレに駆け込めば、まあ、美談とは言わないけれど、仕方のないことと、許されたのではないかとは思うんだけどね。

 

ただ、この運転手が、このような行動を起こしたことの、いちばんの原因が、何か、大きな、プレッシャーによることにより、このような行動を起こしたのか、あるいは、ただ、単に、自分の恥を隠すために、このような行動を起こしたのか、っていうことには、十分な原因追及が求められるところだろうとは思う。

 

つまり、JR西日で発生した、福知山線事故で発生した事故のように、少し遅れたとかを取り戻さなくては、本社から反省行動を取られるとか、今回のように、生理現象により、運行中止した、っていうのが、運転手にとって、本社がとてつもない反省行動を求めることになるのであれば、これは運転手より、会社自体の責任であると言っても仕方のないことと、っていうのは感じる。

 

ただ、人間ですよ。生理現象は当然あるもの。もし、運転手が、指令系統に、

 

「ウンコしたいので、いったん運転やめて、トイレ行きます。」

 

って、言って、それが認められるなら、そうするべきだったし、もし、

 

「おまえ、そんな理由で、運転休止にするなんて、バカかお前は!あとは、反省行動をとってもらうぞ」っていうことであれば、この事態は、JR東海本社の責任ではある。

 

今回は、どういうことだったかは、JR東海の処分理由が明らかになった時点で、ある程度わかるとは思うが、いずれにしても、運転手にとっては、つらいことだったのであろうって、その心情を考えるとつらいものがあるね。

 

僕は、例え、反省行動を取る羽目になっても、ウンコ行きたいので、電車止めます、っていう行動をとってほしかったし、それが、単なる、通常業務で終わったのであればよかったとは思う。

 

ただ、もしも、このウンコ行きたいので、電車止めます、っていう希望が、指令系統から、ダメ!って言われたのであれば、これは、運転手じゃなくて、JR東海自体の命令系統に問題があり、JR東海が責任を負うべきことだと考えるがどうだろう。

 

今回、事故が起きなくて終わったので、まあまあ、って感じで終わらせようとするのであれば、JR東海は、大きな代償を払うことになるだろうし、運転手が、なにか不利益を被ることがないように祈るばかりだ。