少し前だっけ。静岡県の知事選で、リニア反対派の川勝知事が、再選されたって記事があったのは。
で、公約どおり、リニアの静岡県通過には、絶対的に反対で、いっさい、静岡県を通過させず、静岡県を通らないルートへの変更することを今後も主張していくとのこと。
今、山梨県において、どこまでリニア工事が進んでいるかはわかんないけど、どうなんだろう、そこまで、静岡県民が反対するのであれば、もはや、静岡県を通らないルートへの変更が、技術的に可能なのかどうなのかもわかんないけど、まあ、実際の話で言えば、このリニア、静岡県には、まったく利用価値のない新幹線だから、まあ、反対するのもわからないわけではないが。
しかしながら、このリニア新幹線は、単なる新しい幹線を作るというか、国をあげての国策事業との位置づけがあり、それを、静岡県知事選による新知事の意向で、ルート変更になるというのは、それはちょっとおかしいんじゃないか、って思うんだけどな。
静岡県の主張は、静岡県を通過することにより、大井川の水脈に変化が起き、大井川の水量が減少する可能性がある、ってことだけど、これは、表向きの理由で、裏には、静岡県に何も利益がないのであれば、現行の東海道新幹線において、静岡県に、のぞみやひかりの停車駅を増やして欲しい、っていう、腹黒い魂胆があるのは、たぶん間違いないんだろうとは思う。違うかな。
静岡県には、新幹線の停車駅が、確か5つもあるんだよね。ほとんどが、こだまのみの停車駅で、静岡とかの大きな駅には、ひかりも停車するって感じだと思う。
これを、打開するために、リニア新幹線を反対し、でもって、もし、リニア新幹線に賛成するのであれば、その代わりに、ひかり、のぞみを、もっと静岡県の停車駅として指定して欲しい、って気持ちが、なんか、バレバレのような気もするんだけど、どうだろう。
JR東海は、このような腹黒い静岡県民の気持ちをどうするのかはわかんないけど、もし、僕がJR東海の社長だったら、
「わかりました。では、リニア新幹線は、静岡県を通過しません。ただし、静岡県内の東海道新幹線において、これまでのひかりの停車駅を廃止し、こだまも、その半分は通過駅にします。」
くらいのことを言って、まあ、ヤクザじゃないけど、いわゆる、脅迫的な言葉を発すれば、知事選の結果も変わってきたのではないか、って思うけどね。
まあ、もう、決まっちゃったし、よっぽどのことがない限り、少なくとも4年間は、知事が変わることはないのだから、JR東海は、そのあたりの駆け引きをしてみたらどうか、って思うんだけど。
どういう結果が出るかは、今後の静岡県とJR東海の協議による、ってことだろうけど、まあ、少なくとも、リニア開業は遅れることは必至ってことだろう。
僕も、今、61歳だし、持病持ちなので、せいぜい生きられるのは、あと、10年もないだろう。
どうやら、僕が、リニア新幹線に乗ることが不可能になったと言えそうだわ。