行政書士寺村事務所のブログ

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紀州のドンファン死亡事件。これって、最高裁まで行って、有罪にできるのかなあ。

紀州ドンファン事件。

 

間違いなく、元妻が犯人だってわかっていたけど、なぜか、3年間、音沙汰なしで進んでいいたけど、やっとのことで、元妻が殺人で逮捕されましたね。

 

それにしても、もとから、元妻が殺人したのは、誰が見てもわかっていたはずなのに、どうして、警察は逮捕もせず、証拠探しを3年間もやっていたのか。

 

まあ、たぶん、証拠がなかったんでしょう。今回の逮捕であっても、状況証拠だけで、具体的な逮捕理由がない。

 

つまり、なんの証拠もないけど、まあ、たぶん、この元妻がやったってことしか考えられないから、元妻をを殺人罪で逮捕しました、っていうことですよね。

 

これからの裁判の進み具合として、まず、和歌山地裁では、裁判員裁判になるので、ほとんどの裁判員は有罪という判断を示すでしょう。

 

でも、当然、被告は控訴しますよね。だって、なんの証拠もないのに、殺人って言われても、わたしはやってないのよ。証拠をだしてよ、ってことになります。

 

高裁では、和歌山地裁の判断をどうするか、ってことになるでしょうけど、これくらいの状況で、高裁が有罪を示すかどうかは、わかりません。だって、裁判だから。

 

仮に、高裁で、有罪となった場合は、被告は最高裁に伺いをたてることになりますが、これもどうなんだろうね。

 

和歌山カレー事件でも同じことが言えるけど、状況証拠がなくとも、消去法で、彼女しか、犯人でありえない、と判断すれば、最高裁でも有罪となり、それなりの罪を受けることになるのではあるとは思うのだけど。

 

僕は、被告がやったんだと思いますよ。でも、それを単なる状況証拠とか、彼女しか犯人であるはずがない、っていう理由で、彼女をそれなりの懲役を受けることには、ちょっと問題があるのではないか、っていうのも感じています。

 

つまり、うまく、人を殺せれば、そして、その証拠がなければ、いくら世間や検察が彼女を罪に問わせようとすることは、それはちょっと無理っぽいとは思うんだけどね。

 

まあ、今後どうなるか。遺言もあって、その問題もあるから、この裁判の行方はどうなるか。

 

少なくとも5年はかかるとは思うけど。まあ、その間、被告に保釈の可能性はなさそうだから、拘置所での生活が待っているとは思うけど。

 

今回の事件については、まあ、それはそれでしかたのないことだろうとは自分ではいいとは思うし、最高裁で、仮に有罪が出て、それなりの懲役(死刑はないだろうから)を受ければいいとは思うけどね。