行政書士寺村事務所のブログ

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選挙。投票に関して、男女の別を確認する必要があるのだろうか。トランスジェンダーの人にとっては、苦痛であることに違いないし。

今回の衆議院選挙に限らず、これまで、選挙、投票の際には、投票する人が男性か女性か、っていうのを記録するシステムになっている。

 

長い間、彦根市で、選挙事務をやっていた時には、そんなこと何にも考えていなかったのだけれど、例えば、投票にこられたとき、その到着番号に、赤青鉛筆で、男性なら、青に、女性なら赤に印をつけて、最終的には、選挙の結果として、男女の選挙の調査をしている、ってことだよね。

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ただ、トランスジェンダーの人にとっては、自分は、男性だけど、女性として生きている、あるいは、その逆もあり、その人たちにとっては、投票の際に、自分の性を答えることに違和感を感じている人が、かなり多い、っていうことも感じるよね。

 

たまに、病院、医院に行くことがあるけれど、その中でも、明らかに男性、女性とわかる人がほとんどだけど、ごくたまに、この人は男性なのか、女性なのか、わからないひともいるよね。

 

この人は、女性だろうな、って思っていたら、声を聞いたら、めっちゃ男の声だったり、背が女性にしては高いな、って感じることもあり、その場合は、この人は、トランスジェンダーの人なのかな、って思うこともある。

 

まあ、僕の狭い行動範囲の中でも、そういうことがあるのだから、世の中には、トランスジェンダーの人はかなり多いのだろうとは思う。

 

みんな、それなりに苦痛を感じているのかもしれないし、もし、苦痛を感じておられるのであれば、なんとかしてあげたいとは思うけど、具体的にじゃあ、どうしたらいいか、っていうことは見つからないのだけれどね。

 

話は戻り、選挙に関して、果たして、男女の別で、統計をとる必要があるのだろうか、っていうのは、微妙とは言え、別になくてもいいのではないか、って思う。

 

年齢別の投票率というのは、今後、選挙の投票率を上げるための基礎資料として必要なのかもしれないけれど、男女別の投票率を、今後の投票率を上げるための資料として必要なのだろうか。

 

はっきり言って、男女の差による、投票率を検討する必要はないと思う。

 

そんなことに力を入れるよりも、男女関係なく、いかに、投票率をあげることに、選挙管理委員会は考えるべきだろう。

 

トランスジェンダーにより、行きたい選挙にも行けない、って人があれば、それはとてもさびしいことであり、トランスジェンダーでも、気軽に男女関係なく、投票ができるようにしてあげるような施策を講じる必要があるのではないかと考える。

 

ちなみに、先日、期日前投票をしたのだけれど、その、それぞれの担当者は、すべて、男性でした。

 

女性は、一人もいなかったですね。

 

選挙事務においても、男性優先の仕組みになっているのか、それとも、たまたま、男性だったのかはわからないけれど、投票において、せめて、男女の数が半々であれば、僕ですら、投票の時に、もっと気軽に投票できたのではないか、って感じました。

 

トランスジェンダーの人にとっては、投票時に、相手が男ばかりだと、いかに、威圧感を感じるのではないか、ってことも思います。

 

どうか、投票所においては、せめて、女性の比率を上げていただいて、男性、女性、トランスジェンダー、いろんな人が、気持ちよく投票できるような環境にして欲しい、って思うばかりです。

 

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