JR琵琶湖線で、本来停車するはずの駅を、通過してしまった、って事象が発生したよだね。
京都までは快速で、多くの駅を通過するが、京都以北は各駅停車となる琵琶湖線の快速電車だからこそ、こういう事象が発生したのかもしれない。
まあ、この暑さの中、運転手も、ついついうっかり、っていうミスを起こすことも仕方のないことで、せめて、この運転手さんが、今後、JRが昔やっていた、懲罰的な研修を受けることのないように祈るばかりだ。
っていうか、なぜ、こういう事象が発生してしまうのか。
基本的には、人間がミスを犯した、ってことだけど、このようなヒューマンエラーってのは、どうやっても避けられないことであって、これは、人間である以上、仕方のないことではある。
僕だって、いまだに、ミスを犯すこともあるし、それによって人に迷惑をかけたということはないけれども、自分自身で、ミスを犯したことにより、やらなくてもいい仕事を二重でやらなければならない、なんてことは、どれだけ、仕事に精通していると言えども、なかなかなくならないのも確かだ。
今回の運転手さんも、まあ、ついついうっかり、っていうことなんだろうけど、それは前述、仕方がない。
問題は、そのヒューマンエラーを補うための、機械的システムが並行して動作していない、っていうことだ。
ATCっていうシステムがあるよね。この区間は、時速80キロで走行しなさい。もし、80キロを超えれば、ATCが自動的にブレーキをかける、っていう、まあ一例ではあるけれど、そういうやつ。
ある区間において、指定する時速を超えれば、ATCが作動するっていうことなんだろうけど、停車駅となる駅を停まるはずなんだけど、そのわりには、その停車するまでの時速が速すぎる、ってことでATCなり、なんらかのシステムが運転手に、その情報を伝える手段を持ち合わせていない、っていうことが、なんとも、不思議というか、なぜ、導入しないのか、っていうのは、ものすごく疑問が残る。
自動車の自動運転っていうのは、さすがに、いろんなパターンがあり、それを全部補うのは不可能とは思うけど、鉄道なんて、決められた線路上を、決められた速度で、決められた駅に停まるという、あまりに単純なシステムであり、それが、自動運転できない、っていうのは、なにか、技術的に無理なのか、それとも、何か他に理由があるのかは知りたいところだね。
少なくとも、今回の事象は、人間がミスを犯したことを、システムがおかしい、っていう情報を伝達すれば、運転手も考えられた機会があったと思うし、仮に、システムが通過駅として速度を落とさなかったとしても、運転手が、これはおかしい、停車するために、速度を落とさないと、って感ずることができたなら、今回の事象は防げた事象であることは間違いない。
ある特別なことが発生したときに、人間を優先するのか、機械を優先するのか、っていうのは、これはいろいろ議論がなされてしかるべきだとは思う。
人間はエラーを起こすけれども機械はエラーを起こさないってことはなく、また、その逆もしかりである。
人間と、機械が、ともに情報を共有し、何か異常があれば、その時に、人間と機械が、別の考えを出したときに、とりあえず、解決出来なければ、電車を止める、ということも必要なのではないかと思う。
それによって、ダイヤに遅れを生じようが、それは、人間のエラーだったり、機械のエラーだったりとで、それは乗客も納得するのではないだろうか。
いちばんいけないことは、人間も、機械も、エラーを認識せず、最悪、事故に至るということであり、これは、福知山線での事故の後、JRも、かなり力を入れているとは思うので、大丈夫だと思っていたけど、いまだにこんな状況にあるんだ、ってことを知って、JRよ!もう少し、安全っていうことに力注げよ!って言いたくなる事象だったな、って思いました。
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