行政書士寺村事務所のブログ

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今日から始まった、オリンピック関係者への、優先的なずるのワクチン接種。もはや、応援する気は失われた。

今日、2021年6月1日から、東京オリンピックに出場する選手、およびその関係者への、コロナの優先的なワクチン接種が始まったと言うことだ。

 

前から、伝えられていて、こんなことが行われるのであれば、オリンピック関係者への優先的なワクチン接種であり、これに対して、賛成、反対の意見は、半々って感じのようやね。

 

ってか、この事実は、ヤフーニュースのトップにも出てこないし、ほとんどの日本人は知らない、っていうことも事実だろう。

 

誰かが、その事実の発散を抑えているのか、それとも、日本人にとって、あまり興味のない話であり、ニュースにあげるほどでもない、っていうことなのかはわからない。

 

まさか日本において、マスコミ制御が行われるとは思わないので、選手および関係者への優先的なワクチン接種は、さほど問題はないだろう、ってことなんだろうか。

 

ただ、この話題は、前にも僕がこのブログで発したとおり、もし、オリンピック出場する選手、および関係者が、国のお墨付きをもらって、優先的なワクチン接種を受けたのであれば、その時点で、もはや、オリンピックは破綻しており、誰が、優先的なワクチン接種を受けた選手を応援することがあるのだろうか、っていうのは強く思う。

 

つまりは、国が、なんとかオリンピックを開催したい、そのためには選手にワクチン接種をしなければならない、選手は出場したいから、反論はあろうけど、自分の人生のために出場しなければならないからワクチン接種を受ける、という国民の感覚と、選手、国の感覚の違いがものすごるあるのだけれど、なんとか、ばれなきゃ、うやむやにしちゃおうよ、っていうのが現実に発生してしまった、っていうことなんだよな。

 

つまりは、選手は、国のお墨付きをもらって、「ずる」をして、ワクチン接種をしたのであって、日本国民の中には、まだ、65歳以上であってもワクチン接種も受けられず、ましてや、65歳に満たない多くの日本人が、自分が、いつワクチン接種を受けられるかもわからないまま、まさに、「オリンピック特権」により、ワクチン接種を受けたってことなんだよね。

 

国のお墨付きだから、とか、相手外国人選手との関係から、とか、っていう理由で、安易にワクチン接種を受けた選手、および関係者は、次のことをどう思うのであろうか。

 

つまり、今日の段階において、まだ、ワクチン接種も受けられず、あるいは、すでにコロナに感染し、苦しみ、あるいは、治療を受けたり、あるいは、人工呼吸器がなければ、死が待っている状況にいたっている人があり、あるいは、すでに、毎日、何十人という人が死にいたっている。

 

そういう状況に、今、日本があり、その現実を知りながら、オリンピックに出場する選手関係者には、特権として、ワクチン接種が受けられるのだから、それは、国のお墨付きをもらってのことであり、「わたしも、苦しいけど、仕方ないでしょ」、っていう気持ちを持っているのであれば、それは違うだろう、ってことを、どうせ、ここでほざいてもしょうがないけど、ワクチン接種を受けた関係者には言いたい。

 

結果的に、国のお墨付きをもらって、「ずる」をして、ワクチン接種を受けた選手が、いったい誰なのか、ってこともわからないし、選手関係者の中には、自分が優先的なワクチン接種を受けることにこころのなかで、違和感をかんじている選手関係者もいるだろうし、実際にいるようだ。

 

もう、この話を積み上げても、もはや、意味がない。つまり、ずるをした選手が少なくとも出場すると思われるオリンピックを、いったい、誰が応援するのだろうか。

 

仮に、ずるをしてメダルをとった選手、あるいは、ずるを嫌がって、ワクチン接種を拒否した選手関係者がいたとして、そのどちらも、誰が誰かわからないって状況だから、誰がメダルを取ろうが、予選で負けようが、そんなのどうでもいい。

 

もはや、この東京オリンピックは、これらの現状がある以上、破綻している、ってことなんだ。

 

オリンピックを開催しない、っていう選択は、確かに、いろんなところに影響があるだろう。特に、お金の関係から、やめるようにもやめられない、っていう現状があるし、菅総理も、オリンピック後の、衆議院選挙のためには、絶対にやらなくちゃ、っていう気持ちも強いから、いまだに、中止ってことを選択できないのではないか。

 

もはや、死に体の菅総理だけれども、もしも、再選を望んでいるのであれば、今、ここで、オリンピックの返上に向けて進んだほうが、選挙にとって、いい方向に進むとは思うけど、そんな計算もできないようになっているんだろうか。

 

まあ、どのようなことになったとしても、今日、6月1日は、オリンピック関係者の特権によるワクチン接種が始まったということで、この時点で、東京オリンピックは、もはや、オリンピックの意味を持たないどころか、日本国民全体が、こころから、オリンピックを応援しようとすることをやめた記念日として、「オリンピック関係者のずるによるワクチン接種記念日」として、残しておいたほうがいいのではないか。

 

ってか、この現状で、オリンピックなんかできるわけないやんか。その前に、やることは、山のようにあるわけで、今、オリンピックを開催することはないだろう、って思うのだが、多くの日本国民はどう思っているんだろうね。