NHK将棋トーナメント。通常、一日を使って、将棋の勝敗を決める戦いと違って、考慮時間10分、それが切れたら、残り、1分単位で、10回の考慮時間というものがあるもの。
まあ、わからない人には、それがどういうことか、ってことを説明する必要もありませんが、基本的には、1時間あまりで、勝敗が決する短期決戦であり、しかしながら、全国の将棋ファンが見ている、とても、重要なトーナメントであることは間違いありません。
里見香奈女流五冠は、女流枠での出場とはいえ、プロ棋士にも、最近、勝利をおさめており、すでに、プロ棋士の域にはいっている女流棋士であることは間違いありません。
残念ながら、奨励会3段リーグでは、年齢制限により、4段プロデビューということにはなりませんでしたが、その実力は、僕が思うに、棋士の6~7段くらいの力を持っておられるのではないか、とは思います。
ただ、奨励会3段リーグの年齢制限敗退者として、プロ棋士にはなれなかったとはいえ、このNHK将棋トーナメントには、今回、かなりの意気込みをもっての挑戦だったと思います。
相手の高﨑6段が、めちゃくちゃ攻めているなか、確実な受けをして、結果的には、圧倒的な大差での勝利をおさめるという、とてもすごいことを成し遂げられました。
結果的には、里見香奈女流五冠の圧勝となりましたが、もしかすると、高﨑さんにも、あるいは、油断があったのかもしれません。
だけど、羽生善治永世7冠の解説でもあるように、決して、お互いに、油断やゆるみがあったわけではなく、お互いに、勝つために、精一杯やってでの結果ですから、これは、さすがに、里見香奈女流五冠の力が勝ったっということで間違いがないところでしょう。
次、どの男性棋士と戦うのかは知りませんが、里見香奈女流五冠なら、まだまだ、ここで、終わる人でないことも事実であり、次の対戦がだれかはわかりませんが、見逃すわけにはいきません。
極端に言えば、できれば、決勝まで進んでもらって、初の、女流棋士優勝ってのも実現できればうれしいです。
まあ、そんなに、甘い世界ではないこともわかっていますが、里見香奈女流五冠には、もしかして、それも可能か、って思わせるほどの実力があり、その資格があると思うので、今後の活躍を心から望むところではあります。
ちょっと、話を変えて、ちょっとそこへは立ち入らないで欲しいと思われる方もおられるとは思いますが、里見香奈女流五冠。
女性ならではの、女座りで、女性用スーツでの戦いでしたが、左足のストッキングが色っぽく、あれは、ひざ下の短いストッキングなのか、パンストなのか、っていう、男ならでは、すけべな感覚も持ちながら、やっぱり、女性が、男性に勝つってことの痛快さってのを感じた一局だったと思います。
ひと言よけいでしたか。笑