クジラ肉がお店に出たってニュースがでたけど、今日、見る限りには、クジラ肉のお刺身っていうニュースだった。
クジラ肉もそうだけど、例えば、豚にしても、牛にしても、その部位によって、値段がぜんぜん違うのだから、クジラ肉、ってものをひとかたまりにして論じるのは、ちょっと無理があるのだとは思う。
例えば、魚で言えば、マグロにおいて、大トロ、中トロ、赤身、中落ち、頭とか、部位によってもぜんぜん値段が違うし、これは、豚や牛においても、その部位によってまったく値段が違うのは当然だろう。
じゃあ、今日、ニュースになっていた大阪でのクジラ肉は、いったいどの部位だったのか。
そして、50年前に、僕が小学生の時に食べていたクジラ肉は、いったいどの部位だったのか。
今日のニュースでは、クジラ肉を刺身での販売していたみたいだけど、50年前は、冷凍技術ってのもあまりなかったから、たぶん、クジラ肉のなかでも、もっとも安い部位の肉を、口の中で、クチャクチャしながら食っていたんだろうと思う。
クジラ肉。今後、日本人に受けいられるのか、それとも受け入れられないのか。
とてもつなく、おいしく、しかも価格も安ければ、当然受けいられると思うけど、どう考えても、そうなる可能性は限りなくゼロに近いだろう。
いったい、日本の捕鯨は、何を見据えて、進んでいるんだろうか、僕には見えない。