行政書士寺村事務所のブログ

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里見香奈女流5冠、男性棋士相手に史上初4連勝「注目して貰えるのは嬉しい」とのこと。里見さんには、棋士編試験を受けて、史上初めての女性棋士になって欲しい。

里見香奈女流5冠が、男性棋士相手に勝利をした、って記事を見て、この女性、確実に力を持っているな、って感じた。

 

奨励会では、残念ながら、年齢制限で、退会になっちゃったけれど、プロ棋士編入試験をうけて、はじめての女性棋士になって欲しいと思う。

 

将棋の世界はなかなか厳しいもので、今、羽生善治永世七冠や、藤井聡太七段のおかげで、注目をあびているけれども、女流棋士には、その仕事だけで、生活をやっていけるにはなかなか難しいっていう現実がある。

 

その中で、里見香奈女流五冠には、十分にプロ棋士になる可能性があり、奨励会では、残念ながら、年齢制限に引っかかって、プロ棋士にはなれなかったけれど、今後、プロ棋士への編入試験に合格すれば、めでたく、女性棋士になることも可能だ。

 

将棋に詳しくないひとには、わからないかもしれないけれど、女流棋士と女性棋士とは、天と地ほどの差があるのが現実だ。

 

女流棋士とは、女性のみが参加資格があり、その中で、いくつかのタイトルを争う戦いををしている。

 

一方、女性棋士というのは、いまだに存在しない。

 

つまり、棋士というのは、通常は、奨励会というプロ養成所にはいり、その中で、上位成績者のみが、プロ棋士になれるというものだ。

 

これには、男女の区別はなく、成績だけでプロ棋士になれるかどうかが決まるものである。

 

里見香奈女流五冠も、この奨励会に入って、奨励会3段リーグに入っていたのだけれども、残念ながら、4段になることなく、年齢制限で、退会させられたという経緯がある。

 

ただ、こういう奨励会退会の人でも、プロ棋士になる可能性は残されていて、それが、プロ棋士編入試験というもので、いい成績が認められれば、めでたく、棋士になれるという制度である。

 

これは、僕が思うに、奨励会3段リーグで勝ち抜くより、若干、棋士になりやすいって感じを持っている。

 

里見香奈女流五冠には、おそらく、その域にには達していると思われ、今後、彼女がどうするかはわからないけれど、男女関係なく行われる、いわゆる、普通のプロの大会に出てもらいたいと思っている。

 

はじめての女性棋士(くれぐれも言っておきますが女流棋士ではありませよ)が誕生することを望んで、この世界で、頑張っていただく姿を見たいと思っています。