はじめて、音楽というものに本格的にたずさわったのが、高校生の時だったか。
中学生までは、AMラジオカセットテープレコーダーで、当時の近畿放送を聴いていたっけ。
それ以降、レコードプレーヤーとか、カセットテープレコーダーってのが、いわゆる、オーディオの中心になって、少ないお小遣いから、購入したのを覚えている。
それはそうと、今は、アナログ音源をデジタル音源に変換して、一時、MDっていう時代もあったけど、いまや、すべての音楽や、映像が、ネットでやり取りのできる時代になったなあ。
その中で、今日のちちんぷいぷいのレコードプレーヤーの企画を見て、あの、レコードで、とても忠実に音楽を再生できる技術ってのを開発したひとはすごいな、って思った。
そして、カセットテープレコーダー。これもまた、FMをエアチェックして、音楽再生をしたのだけれど、よく、あの技術が、当時、あったのだろう、って今では、本当にすごいって思う。
大学の卒業研究で、アナログの研究成果をAD変換(アナログ-デジタル変換)により、パーソナルコンピュータに入れて、それをコンピュータで表示するっていう、まあ、当時としては、かなり、先端的なことをやってきたとはいえ、今から考えれば、本当に、アナログをデジタルに変換し、それを音、あるいは、データとして、表示させるってことは、かなり頑張ったのかと思う。
まあ、その大学時代の成果はどうでもいいけど、人間が見る、聴く、っていう基本的にアナログなことを今は、デジタルデータとして受け取っている。
それはもちろん、コンピュータの発達によるところが大きいんだけれど、そのコンピュータが、まだ、ほとんど生活に馴染んでいない時代において、よくもまあ、あのレコードとカセットテープレコーダーってのが、いかに、忠実に音楽を再生したのか、って思うと、今では信じられないとは思うわ。
レコードって、音楽をステレオで、波形に傷をつけたものを、わずか1ミリ以下のダイアモンドで、読み取って、それを増幅して、音楽を鳴らす。
それが、とても忠実で、明らかな音源である、ってことは今から考えても、その技術ってのはとんでもない技術だと思う。
また、カセットテープレコーダーについても同じだ。
アナログの音を、振幅で録音し、それをさらに、振幅で再生して、あのきれいな音がでるんだからな。
無線をやっていたので、振幅変調と周波数変調(AMとFM)の違いはわかっているつもりだけれど、振幅変調で、あれだけの音をだすってことがどれだけすごいか、ってことは、今から考えても、すごいなって思う。