リサイクルショップの倒産が増えているらしいね。
まあ、ネットの世界がこれだけ発達した状態において、わざわざ、リサイクルショップで、お金に換えようとする人は、よっぽど、今日、お金がいる人か、ネットをやっていない人くらいしかいないだろうし。
ネットでのフリマ的アプリがない時代は、それなりに流行っていたのではないかとは思うけど、例えば、フリマアプリで、2.5万円平均で売れていて、場合によっては、3万円くらいの値で売れるものがあれば、仮に、1割の手数料や送料をはらっても、2万以上の利益を得られることになる。
それが、リサイクルショップで査定を受けたら、わずか、5千円だった、ってことになれば、誰が、そんな所に売るか、ってことになるわな。
どうしても、今日、5千円が必要だってことであれば、それもあるかもわからないこともないし、あるいは、ネット相場を知らない人にとっては、手っ取り早い換金方法として、まだ、数年は持つのかもしれない。
だけど、品物を仮に安い値で買い上げたとしても、それを、土地値段の高いお店で、保管して、売り出すとなれば、店員さんの給料や、土地所有の負担分を考えれば、結局は、そういう相場でしか、買えないし、逆に、それなりの価格でないと売れないし、そうなってくると、高く売れて、安く手に入るネットフリマのほうが、得だということは、だれでもわかることで、まあ、それでも、現存しているリサイクルショップは、もはや、閉店を待つだけっていっていいのかな、とは思います。
リサイクルショップも、いまさら、お店で売るっていう商売を続けることの限界を感じておられるとは思うのですが、それでも、現段階では、それなりの客もいるから、やってます。ってことで、そのうち、採算が合わなければ、やめます、ってところでしょう。
実は、僕は、よく、リサイクルショップには行きます。
買うことはありませんが、どんな商品が、どれくらいの価格で売られているのかな、っていうのは、とても興味があります。
実際に売られている価格は、ネット相場の、2倍から3倍くらいって感じでしょうか。
それでも実際に売っているということは、需要があるから売っているわけで、まったく売れなければ、わざわざ、たかいショバ代払って、売ることはないでしょうからね。
前は、コンピュータのパーツなんかでも、わざわざ大阪の日本橋や、名古屋の大須に行ったりと、少しでも安いから。あと、そこへいかなくては、ものがないから、ってことで、高速料金やガソリン代を払ってでも行ったものですが、今や、ネットで、一番安いところが即座に出て、あと、ポイントとかを含めて、どこがいちばん安いかを検討できる時代です。
お年寄りや、ネット難民のなかには、地元の量販店で、高い家電製品を買う人もまだいるから、なんとか成り立っているのでしょうが、まあ、どうでしょう。
あと、5年かな。持つのは。いずれ、近くの家電量販店は、だんだんと、なくなっていくものだとは思います。
ただ、そんな中で、例えば、食事を売りとするお店。これは、さすがにネットでは買えないわけですから、実際にお店に行って、飯を食ったり、お酒を飲んだりっていう商売は、これからも残るのかな、とは思います。
でも、この食事、お酒を提供する商売も、なかなかたいへんそうで、いろんなクーポンを出して、ネット民にも来て欲しい、っていう気持ちがひしひしと感じます。
家電量販店の役目は、実際に買うものの実際の手触りとかを確かめるだけのもので、家電量販店で、確かめた後、家へ帰って、いちばん安いお店にネット注文。
そして、翌日には、宅配便で自宅に到着。
こうなれば、もはや、家電量販店の意味もないわけですが、やはり、実際に手に取れるのは家電量販店しかないわけで、そのことを考えると、家電量販店、残って欲しい、という、あまりにきたない気持ちでそういう気持ちになっていることを反省しながら、なんとか、頑張ってもほしいな、って勝手に感じるところなのです。