行政書士寺村事務所は、自動車関連の仕事と相続関係、あと、家系図作成もやっています。
最近、家系図作成の依頼が多くなりました。
実は、家系図作成。1年ほど前はしきりにやっていたのですが、当事務所が設定した料金に比べて、当事務所は、家系図作成に妥協をしないところから、設定した料金より、かなり詳細な家系図を作成することから、その手間もたくさんかかり、ほとんど、ボランティアに近い料金でやってきて、これじゃあ、儲からなくて、手間ばかり食って、体壊すだけだ、ってことで、しばらく、お休みをしていたのです。
で、今は、料金を、ちょっと上げて、それでもよろしければ、というスタンスで家系図作成のお手伝いをしております。
ここ、数日、いくつかのご依頼者様より、ご依頼を受けました。
これらのご依頼者様に対しては、自分が持っているノウハウを全力に出して、ぜひとも、ご満足いただける家系図作成をしようと思っています。
家系図作成は、ふたつの能力が必要です。
まず、ひとつは、戸籍を見る能力が必要であるということです。
今の現在戸籍、昔は戸籍謄本と言いましたが、現在は、戸籍の全部事項証明書と言います。(改製原戸籍、除籍については、画像データを印刷するので謄本です)
それより以前の戸籍は、比較的新しいものはタイプライターで売ってあったりしますが、もう少し古い戸籍は、すべて、人が書いた字での表示になります。
当然のことながら、人の字っていうのは、クセがあります。
今まで、何万枚以上の古い戸籍を見てきましたので、その当時の通常使われる漢字や、ひらがなはたいてい読めるようになりました。
それが読めたことを前提として、それで、次に、じゃあ、どの戸籍を請求すればいいのか、ということを判断しなければなりません。
古い戸籍になりますので、市町村合併で、今なら、ここの市に請求するんだな、ってことも考えなければならず、これがけっこう、たいへんではあります。
次に、必要なのは、CADというパソコンソフトです。
CADは、その種類によっては、価格がピンキリで、安いのは、無料。しかし、高いものでは10万円以上するものもあります。
わたしは、当然、無料のCADソフトを使っています。具体的には、JWCADというもので、無料でこれだけなんでもできるソフトはないものだと思っています。
これを利用して、戸籍情報をPDFで右モニターで見ながら、左モニターでCADで作成していく、というマルチモニターで作成しています。
これで、自分で言うのもなんですが、けっこう格好のいい家系図が完成します。
この完成した家系図を和紙に印刷し、あと、いろんな資料をおつけして、友禅柄の箱に入れて納品です。
納品されたお客様からは、「自分の先祖がこんなにいるとは、びっくりです」とか、「わたしの祖先は、何県だったんですね。はじめて知りました」とかのお声をいただいております。
そういうお声をいただけると、こちらとしてもとてもうれしいもので、さらに良いものを作ろうという気持ちになります。