電子マネーのことについて、少し触れましたが、読者の中には、未だに、「やっぱ現金がいちばんだろう」とお思いの方も多いと思います。
まあ、それはそれで、確かにそうであり、現金でのやりとりは、いわゆるビッグデータの提供をしてやるもんか、っていう消費者の最後の手段とも言うべきものであるのかもしれません。
ただ、あなたのデータなんて、ある程度のことは、もうすでに、おおまかにはだいたい流出していますよ・・、なんて聞いたら、思わず
「うっそやろ!」
と、なげくかたもあるかもしれません。
多かれ少なかれ、人間の情報ってのは、このネット社会であれば、その量の大小にもよりますが、かなりの部分で、すでにオープンな場所に流出していると考えて、間違いはないでしょう。
もちろん、クレジットカードの番号とか、銀行の預貯金の額などについては、そこまではいっていないでしょうけど、それ以外の、案外、単純な情報ってのは、すでに闇世界には出回っていると考えてよさそうです。
んなこたーないだろう。とお思いのかたもあるかもしれませんが、あなたが、生命保険にはいる時、自動車の免許をとった時、商店街のポイントクラブに入る時などなど。
いろんなところで、あなたの情報ってのは抜かれているはずで、逆に、そんなことはまったくないっていう人は、まあ、数えるほどしかいないのではないでしょうか。
もちろん、それら被情報提供者がすべて悪で、自分の情報が勝手に出回っているというわけではないでしょうが、少なからず、なんらかの情報は世の中に出回っていることは残念ながら事実であり、それを解消するする手段は今の所ないといってもいいでしょう。
ある程度、自分の情報は世の中に出回っている。でも、だからといって、それを悲観することなく、言ってはいけない大事なことだけは、絶対に言わない。
それが、現在やれるいちばん、いい方法なんでしょうね。